Works / 株式会社JTBパブリッシング フォロワー数 約9,000→40,000超。「るるぶKids」が取り組むInstagramグロースプロジェクト。
- 業種
- Webメディア
- ソリューション
- Instagram SNS マーケティング


「るるぶKids」は、株式会社JTBパブリッシングが運営する子どもとおでかけ&旅行情報サイトです。子育て中のパパママを対象に、全国の観光スポットやイベント情報、子ども向けの体験施設など、家族で楽しめる多彩なコンテンツを提供しています。
自社メディアでは大きな反響がある記事を多数出せているものの、Instagramではアカウントの成長が伸び悩み苦戦している状況でした。この課題を解決するために、るるぶKids様は2023年秋頃よりAnsatzとのプロジェクトを開始。Instagram運用の現状や今後について、るるぶKids編集長の秋山様・編集部の高石様、Ansatz代表の古賀・SNSディレクターの阿部にインタビューを実施しました。
・リール制作
・クリエイティブ制作
・ダッシュボード運用
WEBメディアとSNS運用の違いに直面しInstagramの成長に苦戦。
プロジェクトの開始前に抱えていた課題について教えてください
秋山様
以前から「るるぶKids」ではInstagramを中心にSNSでの情報発信は行っていましたが、WEBメディアの運営と同じ手法を適用していたため、フォロワー数の伸びが鈍化していました。一時的にプレゼントキャンペーンで増加するものの、継続的な成長にはつながらず、試行錯誤を繰り返していました。
高石様
WEBメディアとは異なるSNS特有の運用ノウハウを持ち合わせておらず、適切な情報発信の形を見いだせずにいました。また、部内の運用リソースも限られており、お出かけトレンドの収集やキャンペーン運用に十分な工数を確保できないという課題もありました。
秋山様
WEBメディアでは大きな反響を得られた記事でも、Instagramでは同様の成果が出ないことが多く、戦略の見直しが必要だと痛感しました。

ノウハウと運用の両面をお任せできる。課題への解像度の高さに信頼感がAnsatzを選んだ理由。
数あるSNS運用支援会社の中で、弊社を選んだ理由を教えてください。
秋山様
Instagram運用の課題を整理し、外部支援の検討を進める中で、Ansatzさんは初回の相談時に、子育て経験を活かした的確なアドバイスをいただけたことが大きく印象に残りました。私たちが大事にするメディアのコンセプトやSNSに関する課題に対する解像度が非常に高く、戦略策定の段階から共感できる内容が多かったのが決め手となりました。
古賀
様々な子育てメディアがある中で「るるぶKids」が目指すメディア像を重視して、その価値観をInstagram上で表現したいと考えました。単なるトレンドフォーマットではなく、「るるぶKids」だからこそ発信できる情報にフォーカスすることで、独自のポジションを確立しすることが重要だとご提案しました。
秋山様
古賀さんと話した際に、例えばお出かけスポットだけではなくその周辺に付随する知的好奇心につながる内容を重視するなど、私たちのコンテンツの本質を理解し、専門家視点とユーザー目線の両面からアドバイスをいただけたことが、依頼を決める決め手となりました。

自社でも自走・内製化できる運用体制を見据えて。ノウハウの蓄積を意識したInstagram運用支援。
Ansatzとのプロジェクトの詳細とその評価を教えてください。
高石様
Ansatzさんには現在フィード投稿およびリール投稿の制作・ストーリーズの活用まで担っていただいています。担当の阿部さんには、投稿内容のフィードバックや細やかな対応をいただき、とても感謝しています。Instagram投稿のためのWeb記事の要約も非常に分かりやすく、修正の必要がほとんどありませんでした。
阿部
運用時に意識していた点はいくつかあります。WEBメディアのコンテンツは整っていたため、Instagramの投稿を作成するハードルは高くありませんでした。
一方で、重要だったのはInstagramに適した見せ方に変えていくことです。情報の編集方法には特にこだわり、Instagramのユーザーが直感的に理解しやすいフォーマットへと最適化することを意識しました。
加えて、リールの強化にも注力しました。プロジェクト当初、るるぶKidsのInstagramではリール投稿がほぼなく、フィード投稿が中心でした。現在ますますリールの重要性が増す中で、編集部が取材時に動画撮影を行うことを推奨し、その素材を活用してリール投稿を作成しました。その結果、現在では30本以上のリール投稿を実現しています。
動画撮影に際しては、視聴者の関心を引くシーンの選び方や撮影のコツを共有し、投稿のクオリティ向上に努めました。また、撮影された素材に対しても継続的にフィードバックを行い、PDCAを回しながら改善を進めました。その結果、当初はAnsatzが作成していたリール動画も、現在ではるるぶKids編集部が一部内製化できるまでに成長しています。オリジナルコンテンツが増え、るるぶKidsらしさを保ちつつ、Instagramの特性に適した投稿が実現できていると感じています。
高石様
リール動画の制作は未経験だったため、最初はハードルが高く感じていましたが、具体的なアドバイスを受けながら取り組むことで、徐々にスキルを習得しノウハウを蓄積できました。

1年間の運用でフォロワー数が約9,000→40,000超。目標の180%達成。
今回のプロジェクトの具体的な成果について教えてください。
高石様
Instagramのフォロワー数は、年間目標の180%を達成しました。支援開始前は約9,000フォロワーでしたが、現在は40,000フォロワーを超えています。以前はキャンペーン期間以外ではフォロワーが減少することも多かったのですが、今では安定的に増加を続けています。
秋山様
高石がコメントした通り、部内のKPIは倍近くの成果を出すことが出来ました。キャンペーンがない期間でもフォロワーが減ることなく、むしろ増え続けているのは感動的でした。
ご支援いただく前のキャンペーンはフォトコンテストの実施が中心でしたが、その頃と比較するとキャンペーン自体の反響も大きくなりました。通常投稿と予算を掛けたキャンペーンの相乗効果が見られ、確実なフォロワー数増加という結果が見えて大きな収穫を感じています。

今後の展望—全国の子育て中のママパパに「るるぶKids」を広げる。
次年度のInstagram運用の目標を教えてください。
秋山様
今年度はInstagramの運用で大きな成長・成果を感じられました。今年度の成果を維持しつつ、次年度も「るるぶKids」らしい投稿を強化し、新たな読者層に届けたいです。子どもと一緒にリアル体験をする強みを活かし、より魅力的なコンテンツを発信していきたいですね。
高石様
現状もInstagramのフォロワー数に減少が無い点をふまえると、読者のアカウントに対するエンゲージメントは高いのではないかと感じています。今後もフォロワー数を増やしていくことで全国の子育て中のママパパに「るるぶKids」というメディアを広げていく、次年度はその点に注力したいですね。
阿部
先日Instagramから公式公表された「重視する指標」に、投稿における滞在時間やシェア数が挙げられています。これらの指標、アルゴリズムを意識しながら読者の方が読んでいて楽しい、読みたいと思える投稿作りを行っていきたいです。
Ansatzは数字面だけにとらわれない人間味のあるパートナー。
最後の質問です。「るるぶKids」編集部から見てAnsatzはどのような企業におすすめでしょうか?
高石様
Ansatzさんは画一的な支援ではなく自分事にして支援してくださる会社だと思います。もし私が他の人に紹介する際は「人間味のあるパートナー」と伝えて紹介したいですね。
というのも、SNS運用支援を行うコンサル会社の中には数字にだけフォーカスされるケースも多くあると思います。Ansatzさんは良い意味で、そのような数字にだけフォーカスした支援の仕方はされませんので、企業として大事にしているコンセプトや考え方がある企業様はマッチすると考えています。
秋山様
Ansatzさんとの今年度の取組みでは、当初から今年度は1年後を見据え、大きな流れをつかもうという意思でプロジェクトを進めてきました。短期的な数値改善だけでなく、中長期の成長を見据えた支援をしてくれる点にAnsatzさんの魅力があると考えています。まさに「人間味のあるパートナー」ですね。
古賀
非常に嬉しいお言葉ありがとうございます。まずはいかにして文化を醸成するかが大事だと思っています。次年度も数字への意識は高く持ちつつ、読者の方に愛されるメディアを一緒に作っていきたいです。本日はありがとうございました。引き続きよろしくお願いいたします!
Ansatzでは、データ分析と独自のロジックにもとづき、戦略策定からアカウント設計、効果測定、クリエイティブ制作に至るまで、総合的なInstagram運用支援を行なっております。Instagram運用でお困りの方は、お気軽にご相談ください。
「るるぶKids」Instagram:https://www.instagram.com/rurubu_kids/
service /Ansatzのマーケティング支援
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